こんにちは!チョイトレジムの津田です!
皆さんに質問です。
ボクサーってめちゃ走っていませんか?
モンスター井上尚弥もサイクリング、ランニングを大事にしています。
ではなぜボクサーはロードワークをするのか?その疑問を解説致します!
─ 「目・足・胆・力」を鍛える走り込みの意味
序章:ボクシングに欠かせないロードワーク
ボクシングの練習といえば、ジムでのミット打ちやサンドバッグ、スパーリングを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、試合で強い選手ほど大切にしているのがロードワーク(走り込み)です。
「なぜボクサーは毎日走るのか?」その理由を紐解くと、古くから言われる「目・足・胆・力」という4つの力に行き着きます。
目(め) ─ 相手を見抜く力
ボクシングでは相手の動きを瞬時に見抜き、的確に反応することが必要です。
しかし、スタミナが切れると視野が狭くなり、集中力が途切れてしまいます。
ロードワークは心肺機能を高め、試合の最後まで冷静に相手を見続ける観察力を支えてくれます。
足(あし) ─ 軽快なフットワーク
「足が止まる=打たれる」
これはボクシングの鉄則です。試合では常にステップを踏み、位置を調整し続けます。
ロードワークで鍛えた足腰の持久力は、3Rでも12Rでも軽快なステップを維持する原動力になります。
特にアップダウンのあるコースを走ると、実戦に近い下半身の強化が可能です。
胆(たん) ─ 折れないメンタル
早朝、寒い冬、疲れた日でも走る。
その積み重ねは、試合の緊張感や相手のプレッシャーにも負けない**胆力(度胸)**を作ります。
ロードワークは単なる体力作りではなく、「自分に勝つ」ための精神修行でもあります。
力(りょく) ─ 最後まで出し切るパワー
パンチ力は筋肉だけでは生まれません。
心肺機能・全身の持久力があってこそ、試合終盤でもパワーを維持できます。
ロードワークはその基礎体力を作り、攻撃と防御を最後まで両立できる力を養います。
まとめ:ロードワークはボクサーの基礎作り
「目・足・胆・力」──この4つを高いレベルで発揮できる選手ほど、試合の後半で強さを見せます。
ロードワークは、単に走るだけの地味な練習ではなく、ボクサーに必要なあらゆる力を底上げする最重要トレーニングなのです。
あなたがもしボクシングを始めるなら、ロードワークを軽視せず、日々の練習に取り入れてみてください。
