こんにちは!チョイトレジムです!今日はタイトルにも書いてある通り「今更聞けない!むくみとはどういう原理?」という物に対して着目しお話をしていきます。
むくみ(浮腫)は、体内の水分バランスが崩れ、余分な水分が皮下組織に溜まる現象です。特に 毛細血管やリンパ管の働き に影響を受け、血管の内外で水分が適切にコントロールできなくなると発生します。
むくみが起こるメカニズム
1. 血管内外の水分バランスが崩れる
• 通常、血液中の水分(血漿)は 毛細血管の壁を通して細胞間に出入りし、栄養や酸素を届けます。
• しかし、何らかの理由で水分が 血管外に多く漏れ出し、回収が追いつかなくなると、皮下組織に水分が溜まりむくみになります。
2. 血液の流れが滞ると、水分が漏れやすくなる
• 長時間同じ姿勢(立ちっぱなし・座りっぱなし)でいると、血液の流れが悪くなり、静脈圧が上昇して水分が外に押し出されやすくなります。
• 特に 重力の影響で下半身(足やふくらはぎ)にむくみが出やすいです。
3. 血漿タンパク(特にアルブミン)の不足
• 血漿タンパク(主にアルブミン)は、血液中の水分を維持する働きを持っています。
• 低栄養や肝機能低下によってアルブミンが不足すると、血管内の浸透圧が低下し、水分が血管外へ過剰に漏れ出しやすくなります。
4. リンパの流れが滞ると、回収されにくくなる
• 毛細血管から漏れ出た水分は リンパ管を通じて回収されます。
• しかし、リンパの流れが悪いと水分が回収されず、むくみが生じます。
• 運動不足やリンパ管の損傷(手術後など)が原因で起こることもあります。
むくみを引き起こす主な要因
・長時間の同じ姿勢(デスクワーク・立ち仕事)
・塩分の摂りすぎ(ナトリウムが水を引き寄せる)
・運動不足(血液やリンパの循環が悪くなる)
・低タンパク質食(血漿タンパクの減少)
・ホルモンバランスの変化(生理前や妊娠時のむくみ)
むくみ解消のための対策
・こまめに動く(座りっぱなし・立ちっぱなしを避ける)
・塩分を控えめにする(ナトリウムの摂りすぎを防ぐ)
・カリウムを摂る(バナナ・アボカド・ほうれん草など)
・タンパク質をしっかり摂る(肉・魚・大豆製品など)
・ふくらはぎを動かす(第二の心臓として血流を助ける)
・リンパマッサージを行う(優しく流すようにマッサージ)
「むくみ」は単なる水分の停滞ではなく、体のバランスの乱れが反映されたサインです。
日々の生活習慣を見直すことで改善できるので、ぜひ意識してみてください!