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今更聞けない!むくみとはどういった原理でなるの?

2025.03.26

こんにちは!チョイトレジムです!今日はタイトルにも書いてある通り「今更聞けない!むくみとはどういう原理?」という物に対して着目しお話をしていきます。

 


むくみ(浮腫)は、体内の水分バランスが崩れ、余分な水分が皮下組織に溜まる現象です。特に 毛細血管やリンパ管の働き に影響を受け、血管の内外で水分が適切にコントロールできなくなると発生します。

 


むくみが起こるメカニズム

1. 血管内外の水分バランスが崩れる

• 通常、血液中の水分(血漿)は 毛細血管の壁を通して細胞間に出入りし、栄養や酸素を届けます。

• しかし、何らかの理由で水分が 血管外に多く漏れ出し、回収が追いつかなくなると、皮下組織に水分が溜まりむくみになります。

2. 血液の流れが滞ると、水分が漏れやすくなる

• 長時間同じ姿勢(立ちっぱなし・座りっぱなし)でいると、血液の流れが悪くなり、静脈圧が上昇して水分が外に押し出されやすくなります。

• 特に 重力の影響で下半身(足やふくらはぎ)にむくみが出やすいです。

3. 血漿タンパク(特にアルブミン)の不足

• 血漿タンパク(主にアルブミン)は、血液中の水分を維持する働きを持っています。

• 低栄養や肝機能低下によってアルブミンが不足すると、血管内の浸透圧が低下し、水分が血管外へ過剰に漏れ出しやすくなります。

4. リンパの流れが滞ると、回収されにくくなる

• 毛細血管から漏れ出た水分は リンパ管を通じて回収されます。

• しかし、リンパの流れが悪いと水分が回収されず、むくみが生じます。

• 運動不足やリンパ管の損傷(手術後など)が原因で起こることもあります。

 


むくみを引き起こす主な要因

 


・長時間の同じ姿勢(デスクワーク・立ち仕事)

・塩分の摂りすぎ(ナトリウムが水を引き寄せる)

・運動不足(血液やリンパの循環が悪くなる)

・低タンパク質食(血漿タンパクの減少)

・ホルモンバランスの変化(生理前や妊娠時のむくみ)

 


むくみ解消のための対策

 


・こまめに動く(座りっぱなし・立ちっぱなしを避ける)

・塩分を控えめにする(ナトリウムの摂りすぎを防ぐ)

・カリウムを摂る(バナナ・アボカド・ほうれん草など)

・タンパク質をしっかり摂る(肉・魚・大豆製品など)

・ふくらはぎを動かす(第二の心臓として血流を助ける)

・リンパマッサージを行う(優しく流すようにマッサージ)

 


「むくみ」は単なる水分の停滞ではなく、体のバランスの乱れが反映されたサインです。

日々の生活習慣を見直すことで改善できるので、ぜひ意識してみてください!